事業実績

第2回 つながるカフェ

2016年7月11日 (月)

つながるカフェ第2弾

実施日:7月5日(火)11:00~12:00

テーマ:「『ぼうさいじょ』と一緒に考えよう!どうする?!災害時の排泄」
ゲストスピーカー:ぼうさいじょ(西条市防災士連絡協議会「女性部」) 

内容等
第一回目に引き続き、ゲストスピーカーに「ぼうさいじょ」さんをお迎えしました。
実際に被災地ではどのようなトイレ問題が起こっていたか、
また、私たちにできる備えはどのようなものがあるのかを
「ぼうさいじょ」メンバーの趙さんから、
東日本大震災や熊本地震で看護師として現地で活動した経験談を交えて、
お話しいただきました。 

災害時に電気も水も使えなくなった場合、水洗トイレは使えなくなります。
食事は少しの時間食べなくても我慢できますが、排泄は我慢できません。
被災地に十分いきわたるほどの仮設トイレが設置されるまでにはかなりの時間がかかり、

公助を頼ってばかりでは、家族や自分の健康を守ることができないことを強く感じました。
「便袋」という災害時の排泄用に一般に広く市販されているものを使って、
実際に何ccの水分を一袋で吸収できるのか、ペットボトルの水で試してみました。
そして、大人の一日の排尿量が200ccほど、、一日5回排尿したとして、
自分の家族ならどのくらいの便袋が必要かを参加者みんなで考えました。 

「便袋」を準備できなくても、赤ちゃん用おむつや、ペットシーツをスーパーの袋に入れて、
それに排泄する方法や、丸めた新聞紙に吸収させることもできるので、
普段使っているもの、備蓄しやすいものでも大丈夫、とのことでした。
それ以外にも、トイレットペーパーや生理用品、おむつ、おしりふきなど、日頃使っているものを備蓄しておくこと、その他に手指消毒液、消臭剤、使い捨て手袋があるといいそうです。

実際に災害時には、いつものように清潔なトイレが使えないことがかなりのストレスになり、それが原因で心や身体の病気を引き起こすことがあるそうです。
家族や自分の健康を守るため、それぞれの家族に合った備えが必要です。 

そして、地域の避難所のトイレや仮設トイレは、高齢者や障がい者、子供を優先し、譲り合って使うことが大切。
赤ちゃんのおむつ交換スペースの確保は?人工肛門の方はどうする?
外国人にも使いやすいよう、トイレの場所や使い方の掲示ができるか?など、
実際の災害が起こった場合の地域のトイレ問題について、
参加者みんなで考えるきっかけになりました。

参加して下さったみなさん、ありがとうございました。

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