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まちの今、昔、これから

2023年12月 9日 (土)

開催日:令和5年12月9日(土)
場   所:SAIJO BASE 2階交流チャレンジスペース
ゲスト:濱田規史氏(NPO法人八幡浜元気プロジェクト代表理事)
    瀬川悟氏(せとうちみなとマルシェ実行委員会/さいじょう級のさいじょうマルシェ実行委員長)

二団体の代表を迎え、団体活動の事例発表と参加者によるまちづくりのテーマでグループワークとその発表を行いました。

濱田規史氏からは、「団体活動のはじまりは地域の清掃活動からで、清掃活動を通じて地元公民館、そこに集う人々とのつながりを通して活動の輪が広がり、活動自体を地元の人に覚えてもらうことを目標にしながら様々な人々や団体、企業とのつながりを経て交流会に波及させました、というお話がありました。
ドネーションプロジェクトとして「八幡浜笑人」という冊子を刊行し、まちづくりの活動をしている人にスポットを当て、地元の人が知らないその人を「知ること」「知ってもらうこと」で光を当てさらにその人が輝いて笑顔になれる、そんな冊子にし、まちづくりの輪が広がる活動について説明がありました。活動が「旗振り」だけになると周囲が疲弊するので、それらをサポートする中間支援が必要であると感じており、いまは中間支援組織や、「コダテル」で“企て”をテーマにオンラインを活用して活動を行っています、とのことでした。

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瀬川悟氏からは自己紹介ののち、現在の活動に至る経緯について話がありました。
丹原町の七夕まつり実施がなくなって以降、地域住民が楽しめるイベントがなくなり、町内を盛り上げたいと、「丹原まるごとマルシェ」を企画から実施まで行い、その経験をもとに自分自身では大成功と大失敗を経験したそうです。「イベント成功」がゴールではなく、「地域の人たちが楽しめるイベントになったか、地域に密着しているか」が課題として浮彫になったと感じ、これにめげず、1年に1回~2回継続していきたい、持続することが大切だと痛感していると話していました。

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その後、「地域創生とは?」と「いま考えられる地域づくり活動とは?」をテーマにグループワークを実施し、グループごとに発表を行いました。
今回の参加者はまちづくりに関して思いを持った人たちが多く、打ち解ける時間も速く、意見も多く出ていました。
どのグループも現在のまちづくりに足りないものは「新しい風」と「若者の参加」という結論になっていました。
具体的には、「移住者」を地域で受け入れ、現在の住民コミュニティに移住者コミュニティが交わることは「地域づくりの大事な交わり」と言う瀬川さんの考えと似たものとなりました。
いろんな立場の人が関わるコミュニティを作ることは「その地域に住んでいる住民の幸福度をUPすること」につながるのではないかと考えており、そのために、人々、高齢者や若者、学生、行政、企業、商店街、学校などが関わりを持つことが重要と話がありました。

今回のゲストおふたりのお話を聞き、まちづくりに熱い思いを持っている若者たちの純粋な気持ちがひしひしと伝わり、自分たちのまちを自分たちで作り上げていかなければならない使命感のようなものを会場全体から感じました。
ゲストのおふたり、参加してくださった方々、本当にありがとうございました。

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