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グラフィック・ハーベスティング基礎講座

2018年7月 1日 (日)

「グラフィック・ハーベスティング基礎講座」

実施日時:6月30日(土)18:00~21:00

場所:西条市市民活動支援センター

講師:NPO法人市民プロデュース理事 小柳明子氏

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 今回のテーマであるグラフィック・ハーベスティングとは、絵・色・文字(グラフィック)を使って、話を実りとして刈りとる(ハーベスティング)ことです。話し合いの場で、図を描くことによって、話すだけではわかりづらい全体像が一瞬で共有できるようになったり、学びや理解を深めたりすることにもつながります。またグラフィックは残すことができるため、その場にいない人にも話した内容を共有でき、後で内容を振り返ることもできます。このように「描く」ことによって、話し合いで得た成果を次のアクションにつなげるようになります。
 今回は、SSCスタッフもサポート兼受講者として一緒に学ばせていただきました。その中で特に重要と感じたグラフィック活用の効果は「価値観が違う多様な主体をつなぐ」こと。話すだけでなく、描くことによって自分の考えを場に投げかけることができ、考えを深めたり、考え直したりすることができます。いろんな考え方や立場の方がいる中で、言葉だけでは伝えきれないことや、言葉で伝えるのが難しいこともたくさんありますよね。そこに少し図やイラストを加えることで、ぐんと理解が近づくのを身を持って体験しました。
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 今回の講座では「私、絵が苦手なんです・・・」は禁句!ということで、まず人や場所、矢印などの、一般的によく使われる図を練習。その後、<自分の頭の中を絵で表したもの+言葉・お話>で伝えるワークや①話す人②聞く人③描く人の役割を決め、相手の話したことをグラフィックで描き、それを描いた側からへ説明するワークを行いました。うまく自分の考えをグラフィックに出来ないことに苦戦している方もいましたが、「絵を見ながら話しを聞くと、同じ体験をしていなくても想像を膨らませることができた」という方も多くいらっしゃいました。

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講師の小柳さんからは「正しくキレイに描くことを意識するよりも、まずはこの場の役に立ったらいいなくらいの気持ちでグラフィックを描いてみてほしい。そしてとにかくいっぱい描き続けてほしい」というアドバイス&エールもあり、これからの実践に繋がる講座となりました。参加された皆さんが、それぞれの現場でグラフィックを活用する場面が目に浮かびます!SSCでも積極的に取り入れていきたいです。

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